今回は日曜洋画劇場、2011年8月14日放送予定の「母べえ」のあらすじについてです。
母べえは、山田洋次監督が指揮をとり、2008年1月に劇場公開された作品です。
野上家では坂東三津五郎産演じる父親の野上滋のことを父べえ（とうべえ・）、そして、
吉永小百合さん演じる母親の野上佳代のことを母べえ（かあべえ）と呼びます。
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生活は決して豊かではありませんが、家族みんなでつつましい暮らしの中で幸せを
感じながら生きていました。そんな、幸せな家族に突然悲劇が襲います。
ある日の朝、父べえは、特高警察によって検挙されてしまいます。
日中戦争が激化するにつれて国情は劇的に変化することとなり、滋は治安維持法の
厳罰化にともなって同法違反の思想犯として巣鴨拘置所投獄されてしまうことに。
悲しみにくれる吉永小百合産演じる母・野上佳代と志田未来さん演じる野上初子と、
佐藤未来さん演じる野上照美の2人の娘たち・・・。
当時は思想犯が国体変革を狙う不届き者として世間から白い目で見られる時代でした。
悲しみにくれている野上家の人たちに冷たい仕打ちをするものも少なくありません。
そんな自由のない時代に生きる野上家は、父との往復書簡を挿入して、家族が支え
合い、心ある近所の人たちの助けをえながら貧しいながらも明るく生きていきます。
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